返済額はどうやって決まるのか
最低返済額を返済する場合
最低返済額は月々に返済しなければならない最少金額で、少額の借入れであれば少なく、高額な借入れでは多くの返済をしなければならないという仕組みになっています。
各社で借入額に応じた最低返済額が定められているため、自分の状況に合わせて借入先を選ぶ必要があります。
*大手消費者金融4社の借入額ごとの最低返済額(30万円以下の借入れ、36回以内の返済の場合)
最低返済額は月々に返済しなければならない最少金額で、少額の借入れであれば少なく、高額な借入れでは多くの返済をしなければならないという仕組みになっています。
各社で借入額に応じた最低返済額が定められているため、自分の状況に合わせて借入先を選ぶ必要があります。
*大手消費者金融4社の借入額ごとの最低返済額(30万円以下の借入れ、36回以内の返済の場合)
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2.5万円 |
5万円 |
10万円 |
20万円 |
30万円 |
50万円 |
プロミス |
1,000円 |
2,000円 |
4,000円 |
5,000円 |
11,000円 |
13,000円 |
アイフル |
4,000円 |
4,000円 |
4,000円 |
8,000円 |
11,000円 |
13,000円 |
モビット |
4,000円 |
4,000円 |
4,000円 |
8,000円 |
11,000円 |
13,000円 |
アコム |
2,000円 |
3,000円 |
5,000円 |
9,000円 |
13,000円 |
15,000円 |
大手消費者金融の場合の返済方式には、「残高スライド元利定額返済方式」と「元利定率リボルビング方式」の2つの種類があります。
残高スライド元利定額返済方式は、借入残高に応じて返済額が決まり、返済額は一定となる仕組みです。
元利定率リボルビング方式は、借入残高に対して一定の割合をかけた金額を返済額とする仕組みになっています。
どちらの場合も、最低返済額は借入直後の残高によって決定され、借入残高が減っても変わりません。
新たに借入れした場合はその時点での合計借入残高で計算しなおすことになります。
(元利定率リボルビング方式では理論上は毎月返済額が変わっていくことになりますが、返済しやすいように借入直後の残高で決定する仕組みになっています。)
最低返済額は返済を進めていってもずっと変わらないので、経済的に余裕が無い人でも無理なく計画的に返済できるというメリットがあります。
ただし、最低返済額での返済はデメリットも大きいため、理解した上で返済額を決めることが大切です。
残高スライド元利定額返済方式は、借入残高に応じて返済額が決まり、返済額は一定となる仕組みです。
元利定率リボルビング方式は、借入残高に対して一定の割合をかけた金額を返済額とする仕組みになっています。
どちらの場合も、最低返済額は借入直後の残高によって決定され、借入残高が減っても変わりません。
新たに借入れした場合はその時点での合計借入残高で計算しなおすことになります。
(元利定率リボルビング方式では理論上は毎月返済額が変わっていくことになりますが、返済しやすいように借入直後の残高で決定する仕組みになっています。)
最低返済額は返済を進めていってもずっと変わらないので、経済的に余裕が無い人でも無理なく計画的に返済できるというメリットがあります。
ただし、最低返済額での返済はデメリットも大きいため、理解した上で返済額を決めることが大切です。
任意の金額を設定して返済する場合
最低返済額以上であれば、利用者自身が返済金額を設定することも可能です。
最低返済額で返済するよりも返済期間が短くなり、その分支払う利息も節約できます。
金額は自由に決められるのでなるべく多く返済するのがおすすめですが、急な出費などにも対応できるように、無理のない範囲に設定しましょう。
最低返済額以上であれば、利用者自身が返済金額を設定することも可能です。
最低返済額で返済するよりも返済期間が短くなり、その分支払う利息も節約できます。
金額は自由に決められるのでなるべく多く返済するのがおすすめですが、急な出費などにも対応できるように、無理のない範囲に設定しましょう。
繰り上げ返済
その時々で返済可能な額をまとめて返済に充てることができます。
金額は特に決められていないので、可能な限り多くの額を返済に充て、少しでも早く完済できるようにしましょう。
その時々で返済可能な額をまとめて返済に充てることができます。
金額は特に決められていないので、可能な限り多くの額を返済に充て、少しでも早く完済できるようにしましょう。
一括返済
元金にその時点までの利息を加えた額が返済額となります。
利息は日割り計算した金額になるので、借入先に正確な金額を問い合わせて確認しましょう。
日割り計算なので、一括返済できる状況になった時点ですぐに借入先に問い合わせ、返済するのがおすすめです。
元金にその時点までの利息を加えた額が返済額となります。
利息は日割り計算した金額になるので、借入先に正確な金額を問い合わせて確認しましょう。
日割り計算なので、一括返済できる状況になった時点ですぐに借入先に問い合わせ、返済するのがおすすめです。
返済額を決めるときに注意すべきこと
最低返済額を返済しておけばいいというのは間違い
最低返済額ではほぼ利息のみを返済している状況になり、元金が一向に減りません。
そのことに注意しておかないと、返済が少額で楽だからと出費が増えたり、新たな借入れをしてしまい支払う利息が増えるということにもなりかねません。
そのことに注意しておかないと、返済が少額で楽だからと出費が増えたり、新たな借入れをしてしまい支払う利息が増えるということにもなりかねません。
返済金額は元本(元金)と利息の合算。
つまり、返済金額が少ないと元本返済も少ないということになり、完済までに時間がかかってしまいます。
その結果として支払利息がかさんでしまうこともあります。
参考サイトでも書かれているように、業者にとっては最低返済額で返済してもらえば支払われる利息が増え、儲けが増えるという仕組みになっているのでメリットが大きいです。
返済する側からすれば無理なく返済できるというメリットもありますが、利息ばかり払うことになりデメリットの方が大きいとも言えます。
最小返済額に少しでも上乗せして返済を
月々の返済額を最低返済額よりも多く、なるべく高めに設定することで、元金を減らすスピードを早めることができます。
そうすることでより返済期間を短く、支払う利息を少なくすることができるのです。
繰り上げ返済を利用する方法も同じ効果があるので、月々の返済額をあまり多くできないという人には特におすすめです。
ボーナス時期など、余裕のある時に多めに返済すれば負担を少しでも軽くできます。
月々の返済額を最低返済額よりも多く、なるべく高めに設定することで、元金を減らすスピードを早めることができます。
そうすることでより返済期間を短く、支払う利息を少なくすることができるのです。
繰り上げ返済を利用する方法も同じ効果があるので、月々の返済額をあまり多くできないという人には特におすすめです。
ボーナス時期など、余裕のある時に多めに返済すれば負担を少しでも軽くできます。
繰り上げ返済をするなら早い時期の方が利息の節約効果大
元金が少しでも早く減ったほうが利息を抑えられる仕組みになっているため、なるべく早く繰り上げ返済をしましょう。
元金が少しでも早く減ったほうが利息を抑えられる仕組みになっているため、なるべく早く繰り上げ返済をしましょう。
口座振替の場合は注意が必要
自動的に最低返済額が引き落とされるため、上乗せしたい場合は別に振り込む必要があります。
繰り上げ返済についてはHPなどで詳しく説明していない会社も多いので、電話などで問い合わせをして事前に確認しておきましょう。
自動的に最低返済額が引き落とされるため、上乗せしたい場合は別に振り込む必要があります。
繰り上げ返済についてはHPなどで詳しく説明していない会社も多いので、電話などで問い合わせをして事前に確認しておきましょう。
月々の返済額によって返済総額はどのくらい変わってくるのか
プロミスで50万円を金利17.8%で借入れした場合を比較してみましょう。
この場合の最低返済額は13,000円です。
この場合の最低返済額は13,000円です。
返済額 |
返済回数 |
返済総額 |
利息 |
利息の差 |
13,000円(最低返済額) |
58回(58回目のみ5,160円) |
746,160円 |
246,160円 |
0円 |
14,000円(最低返済額+1,000円) |
52回(52回目のみ3,377円) |
717,377円 |
217,377円 |
28,783円 |
15,000円(最低返済額+2,000円) |
47回(47回目のみ4,862円) |
694,862円 |
194,862円 |
51,298円 |
月々2000円違うだけで、利息は5万円以上も違ってきます。
2000円ならば飲み会を減らす、昼ご飯を節約するなどの少しの工夫で捻出できる額だと感じる人も多いはずです。
月々の返済額を少しでも多くすることで返済期間を短くし、損しないようにしましょう。
2000円ならば飲み会を減らす、昼ご飯を節約するなどの少しの工夫で捻出できる額だと感じる人も多いはずです。
月々の返済額を少しでも多くすることで返済期間を短くし、損しないようにしましょう。
最低返済額が払えないときはどうしたらいいのか
支払えない可能性がでてきた時点で、電話で交渉してみるのがおすすめです。
毎度そのような状態になるようではダメですが、一度くらいなら融通が利くこともあります。
利息さえ払っていれば、返済期間が延びて借入れ側にデメリットがあるだけで、業者からすれば問題ないのでは?と考える人もいるかもしれません。
しかし、業者にとってはいつまでたっても元金が減らないと貸したお金が返ってこないということになります。
そうなれば業者が早期回収に出る危険性もあるのです。
そもそも、最低返済額も払えないようならば借入れをしないということが大前提ですが、借入れ前に最低返済額が低い業者を選んでおくと安心です。
裏技として、新たに借入れすることで月々の返済額を下げることも可能です。
例えばプロミスの場合、50万円を借入れすると最低返済額は13,000円になります。
返済をしていき、残り20万円となった時点で新たに5万円借入れをすれば、最低返済額は30万円以下なので11,000円になるのです。
ただし、最低返済額を下げたいからといってむやみに借入れをすることはおすすめできません。
返済しなければならない額は増えることになるので、返済が苦しい場合は収入を増やすことを第一に考えるのが大切です
毎度そのような状態になるようではダメですが、一度くらいなら融通が利くこともあります。
利息さえ払っていれば、返済期間が延びて借入れ側にデメリットがあるだけで、業者からすれば問題ないのでは?と考える人もいるかもしれません。
しかし、業者にとってはいつまでたっても元金が減らないと貸したお金が返ってこないということになります。
そうなれば業者が早期回収に出る危険性もあるのです。
そもそも、最低返済額も払えないようならば借入れをしないということが大前提ですが、借入れ前に最低返済額が低い業者を選んでおくと安心です。
裏技として、新たに借入れすることで月々の返済額を下げることも可能です。
例えばプロミスの場合、50万円を借入れすると最低返済額は13,000円になります。
返済をしていき、残り20万円となった時点で新たに5万円借入れをすれば、最低返済額は30万円以下なので11,000円になるのです。
ただし、最低返済額を下げたいからといってむやみに借入れをすることはおすすめできません。
返済しなければならない額は増えることになるので、返済が苦しい場合は収入を増やすことを第一に考えるのが大切です